◆2006年(H18)1月24日/JR伯備線・保線区員が特急にはねられ死傷

発生日時 2006年(H18)1月24日13時18分ごろ
発生場所 JR西日本 伯備線・根雨−武庫
事故種類 人身事故
概 要 同区間の線路内で作業をしていたJR西日本米子保線区員7人のうち4人が、岡山発出雲市行特急「スーパーやくも9号」(6両編成・乗客103人)にはねられ、3人が死亡、1人が軽傷を負った。当該電車は15分の遅延を持って約100km/hで走行中、約300m手前で運転士が線路内の保線区員に気づき、非常ブレーキを掛けたが間に合わなかった。現場では13時過ぎからバラストの突き固め作業を行なっており、13時12分に現場責任者が米子支社運輸指令に作業開始と列車の遅延状況を携帯電話で確認、指令が当該電車の14分遅延を伝えていた。しかし現場と約400m北にいた見張り役は、ともに反対方向の上り列車の監視をしていた
人的被害 3人死亡・1人軽傷
影 響 当該電車が15時09分まで現場で抑止・そのほかの列車は15時41分抑止解除 
原 因  
対 策 JR西日本米子支社は2月24日、保線作業をする際は信号を停止現示にして区間を閉鎖することや、ハンズフリー通信機器の導入などの再発防止策を発表。一方で作業マニュアルについては見直す考えのないことも明らかにした 
   
出 典 共同通信 

 一覧に戻る