◇2004年(H16)６月２日／ＪＲ紀勢本線・脱線事故
| 発生日時 | 2004年(H16)６月２日７時14分ごろ |
| 発生場所 | ＪＲ西日本 紀勢本線・冷水浦駅構内 |
| 事故種類 | 脱線 |
| 概 要 | 冷水浦駅のほぼ真上に架かる国道42号線で大型トレーラーが横転。積み荷の丸太(長さ約10ｍ・直径約50cm)約30本が５ｍ下の紀勢本線線路上に転落。約14分後に約80km/hで現場付近にさしかかった御坊発和歌山行快速電車(４両編成・乗客約500人)の運転士が約80ｍ手前で線路上の丸太を発見し、非常ブレーキを扱うが、約50km/hで丸太に乗り上げて先頭車両が 全軸脱線 |
| 人的被害 | 乗客22人が軽傷・トレーラー運転手も軽傷 |
| 影 響 | 上下30本運休・約１万1000人に影響 |
| 原 因 |
・大型トレーラーが速度超過でカーブを曲がりきれなかったことが第１原因 トレーラー運転手は過失往来危険罪などに問われ、2004年10月、和歌山地裁が禁固１年６月、 執行猶予４年の有罪判決を言い渡した ・衝撃で電線が切れ、列車無線が不感になり電車の抑止が出来なかった |
| 対 策 | 航空・鉄道事故調査委員会は2006年２月24日、指令所と列車間の緊急連絡手段として、列車無線の機能向上と携帯電話の有効活用を提言 |
| 出 典 | 朝日新聞（６月２日夕刊）・共同通信 |