◆2000年(H12)３月８日／営団日比谷線・中目黒事故
| 発生日時 | 2000年(平成12年)３月８日９時２分 |
| 発生場所 | 営団地下鉄 日比谷線・恵比寿−中目黒（複線・自動閉塞式） |
| 事故種類 | 脱線衝突 |
| 概 要 |
中目黒から上り方約150mの33‰、R160の曲線出口付近で、下り北千住発菊名行（営団03系・８両編成）の最後部前部台車が脱線。約
60m走行後、上り中目黒発竹ノ塚行（８両編成）の５〜７両目と衝突。脱線地点から手前約７ｍにわたってレールにフランジ乗り上げ痕。 ボギー旅客車で、線路側、車両側、運転条件などに特に異常がなくて脱線した事故は、国鉄の歴史上も皆無。事故地点でもこれまで事故は起きたことはなかった。 |
| 人的被害 | 死亡５人・負傷35人 |
| 影 響 | |
| 原 因 | Ｓ字曲線に縦断面緩和曲線が入っているという厳しい線路条件下で、左右の輪重バランスが崩れていたことから、乗り上がり脱線が生じ、さらに保線用ポイントにフランジが導かれて上り線方に車体が乗り出したものと推定されている。 |
| 対 策 | ・輪重比の管理の徹底 ・脱線防止ガードをR200以下には設置するよう運輸省が全国鉄道会社に指示 |
| 出 典 |