○1990年(H２)２月11日／ＪＲ東北本線・特急脱線事故
| 発生日時 | 1990年(H２)２月11日２時ごろ |
| 発生場所 | ＪＲ東日本 東北本線・仙台−東仙台 |
| 事故種類 | 脱線 |
| 概 要 | 同区間でＪＲ東日本上野発青森行 寝台特急「ゆうづる１号」(583系・12両編成)が下り本線から仙台電車区に分岐する引込線に進入、先頭から７両までが脱線、約400ｍ進行して停車した。乗客158人にけがはなかった。東北本線は同区間で不通となったが、３時20分に運転を再開した。しかし、現場が仙台電車区から出庫する電車が使用する地点だったため、東北本線や仙山線・常磐線などの電車が電車区から出せなくなり、運休するなどの影響が出た。 |
| 人的被害 | なし |
| 影 響 |
・青森発上野行寝台特急「はくつる」が仙台１時間34分延発など、上下４本の長距離列車に遅延 ・東北本線や仙山線・常磐線など27本が運休 |
| 原 因 | 現場付近で当夜、仙山線の信号機増設工事に伴う、信号機と 分岐器の機能確認試験が行なわれていた。試験は、東北本線上り線の「251ポイント」を対象としていたため、この分岐器と信号扱所の制御板との回路を断ち、代わりに模擬装置を接続した。この「251ポイント」は、下り線の「252ポイント」と連動していたため、装置接続後、下り線も引込線側に切り替わった状態となっていた。「ゆうづる１号」通過前に信号てこを操作し、本線側信号を進行現示にしたが分岐器は切り替わっていなかったため、「ゆうづる１号」は異線進入後、脱線に至ったもの |
| 対 策 | |
| 出 典 | ＮＨＫニュース・河北新報 |