◆1985年(S60)7月11日/国鉄能登線・盛土崩壊で急行列車脱線転落

発生日時 1985年(S60)7月11日14時21分ごろ
発生場所 国鉄能登線・古君−鵜川
事故種類 脱線転覆
概 要 金沢発蛸島行急行「能登路5号」(キハ28系・4両編成)が約50km/hで力行中、前方左側の盛土が約50mにわたって崩落し、線路が宙づりになっているのを発見。非常ブレーキを扱ったが及ばず全車両が脱線、前部3両が築堤下の水田に転落した。前夜から当日8時まで連続95mmの雨量を記録していたが、運転規制の基準値には達しておらず、事故2時間前にも上り列車は異常なく通過していた
人的被害 7人死亡・32人けが
影 響  
原 因 盛土内の水位が異常に上昇して安定が損なわれたことが原因とされる
対 策 同種工法の盛土の一斉点検実施・古い工法の盛土は改良・運転規制基準値の見直し実施 
   
出 典 「鉄道重大事故の歴史」(久保田博・2000)

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